犬をペットホテルに初めて託した時のこと

例えば犬を室内で飼育しているのに留守にしないといけないという時、あなたならどうしますか。

筆者は飼っている犬が幼犬の時は、留守になるような用事はすべて避けていました。

ほんの数時間ならサークルに入れて外出できますが、それ以上の外出、特に一晩家を空けるような時には、餌やトイレ、あるいはイタズラ、事故などを考えると、どうしても留守にする事はできなかったからです。

ところが犬がまだ10か月齢の時、実家で不幸がありました。

日帰りすることはできないので、2泊3日にわたって家を空けることになったのです。

もちろんこの用事は避ける事はできませんから、ペットホテルを利用することにしました。

犬を飼っていれば市内にどのようなペットショップがあり、ペットホテルを併設している店舗があるかどうか、そうした情報はたいてい頭に入っているものです。

そこで普段餌をはじめとする飼育用品を購入している市内でも最も大きなペットショップのクーアンドリクに依頼することにしました。

クーアンドリク

当時のこの犬は、ストレスに弱く、ちょっとしたことで下痢や血便をするような犬でした。

そのため心配でしたので、普段サークルに入れているお古のバスタオル、ボトル型の専用の水飲み器、毎日食べているフードと犬用のミルクを、少し余分に持ち込んで、メモに書いた通りの決まった時間に決まった分量を与えてほしいとお願いしました。

ペットショップによっては独自の管理をしていてユーザーのそうした依頼を受け付けてくれないところもあります。

私の場合は当方のリクエストを遵守してくれるということが電話で確認できたため、準備をした上で犬を託しました。

まず犬を連れて行って、どのような状態で管理されるかを尋ねてみました。

答えはこうでした。

犬一頭ごとにサークルを用意し、その中で管理する。

他の犬・猫とは接触させない。

食事の時間は決まっているが、リクエストがあればそれにしたがう、飲み物は新鮮な水がいつでも飲めるようにしておく、基本的に散歩などの運動はさせない。

こういうものでした。

ほぼ期待していた通りの内容でしたので、安心して任せることにしました。

実家で2泊3日にわたる用事を済ませ、まず犬を迎えに行きました。

預けていたタオルが処分されていたので不審に思いましたが、犬は元気でしたので安心して引き取って帰りました。

しかし犬にとってはこのペットホテルは非常に心細いものだったようで、帰宅後2日にほど下痢と血便が続きました。

おそらくそのせいでタオルが汚れてしまったので、店側は処分してしまったのでしょう。

それから鼻の頭の皮が少々剥けていました。

可能性としては他の犬と接触して咬まれたか、サークルをこじ開けようとして鼻先が傷ついたのか、そのどちらかであろうと思いました。

他の犬との接触はさせないという事前の説明があったので、店にそのことを追求する気にもならず、また傷もそう大したことは無かったのでこのことは不問に付すこととしました。

犬をおいて留守にすることはできない、という人は多いと思いますが、急を要する外出で長時間留守にする時のため、ペットホテルの情報は用心のために仕入れておくことをお勧めします。

最終更新日 2025年6月10日 by kairak